中古バイクを出来るだけ安い価格で手に入れるコツ
バイクを安く手に入れたい!そう思うのは
私だけではないと思います。新車、中古に
関係なく安く手に入れたいものです。
値引きが簡単ではない新車はさておき、
中古車は、上手くすれば安く買える事も
少なくありません。
特に中古バイクに限ったことではなく、
いいものを安く入手したいというのは、
だれでも思いますよね。
特に最近は、
リサイクルショップが増えたり、
ネットオークションなども盛んで、
中古品自体の市場も増えたように
思います。
ところで、
中古バイクというと、何だかタダ安い
だけで、ボロボロの車体でスクラップ
同然というイメージもあると思いますが
そうではなくて、普通に乗れる状態の
バイクとして買うなら安いほうがいい
という意味です。
スクラップ同然のバイクを、タダ同然
くらいで買って、自分で組み立てたり
修理・レストアしたりする方も
いらっしゃるでしょう。
あいにく私は、そういう技術がないので
とりあえず実働するものというのが、
最低条件です。
私は16歳からバイクに乗っていますが、
1台目は私の父が親戚からタダで貰った
バイク(原付)を私がタダで譲って
もらったので、お金は掛かってません。
1台目 HONDA DAX50
その後、2台目は友人からですが原付を
1万円くらいで譲ってもらいました。
2台目 YAMAHA TY50
その後の3台目が350CCでやはり、
知人からで3万円程度で譲ってもらい
ました。
3台目 YAMAHA RX350
それ以降は
社会人となりそれなりの金額を払って、
新車や中古車をショップで購入しました。
最初の就職先が中古車の販売を主とする
ショップのバイク部門だったので、
当時の話をさせていただきます。
数十年前とだいぶ前の話にはなりますが、
中古車の販売というのは今でも当然ある
業態です。
中古販売業というのは要は、
安く買い取って(下取りして)
利益を上乗せして販売するもの。
中古車業界に限らず、
何か物を販売するというのはすべて
安く仕入れ、高く売るということに
尽きるのではないでしょうか?
ですから、その会社で仕入れした
中古バイクを売るわけですが、販売価
格を見てびっくりの毎日でした。
どういうことかというと、
買取(下取り)価格のおよそ2倍から
上限はないくらい高く売るのです。
もちろん物によりますが、
平均しても買取(下取り)価格の
およそ3倍程度での販売価格だった
と思います。
詳細な数字は覚えていないので
申し訳ありませんが、
例えば10万で買い取ったバイクを
20万や30万で売るのは当たり前。
買取(下取り)価格から販売価格を
決めるのではなく、実勢売価を
つけるわけです。
ですから、
買取(下取り)価格はできるだけ叩く
という構図になります。
車の中古販売も同様です。
改造してあるバイクや族車などは、
そのままでは売れないことを理由に、
買取価格はグッ↓と下がります。
この販売方法を批判しているわけでは
ありません。
中古販売会社が存続するということは、
そういう需要があるということです。
ですから、
現在も中古車販売店がたくさんあります
が、それなりに需要があるからこそ
存在するということでしょう。
でも、多くの人は買取(下取り)価格に
満足なのでしょうか?
不満が多いと思います。
だから、オークションサイトや、
ガレージセール、などが盛んのでは
ないでしょうか?
さて、私自身は、中古車ショップで
バイクを販売していましたが、私が購入
するときは、社員の恩恵がありました。
仕入れ(買取)価格がわかりますから、
ある程度(数%)を原価に上乗せして買う
ことができました。
でも、お客様にそれが出来るわけはなく、
もしそんなことをしていたら、慈善事業
となって、会社は即倒産でしょう。
ただ、そこまではいかなくても、
ショップで少しでも安く買うコツを
お話します。
当時私の勤務していた中古販売会社は
メインは車でした。
ですから、今からお話する内容は
バイクに限らず車でも同じと思って
頂いて構いません。
中古ショップで車やバイクを安く買うコツ
1.まず本当に購入する意思があること
を伝えてから値段交渉に入る。
方法としては、
例えば30万円のプライスが付いていた
とすると、
“諸経費込みで20万円なら即決める”
ので価格を何とか下げてくれないか?
という旨の意思表示をする。
30万円を20万円に値引きする
というのは、とても難しいことですが、
天と地ほどかけ離れている場合以外は、
何とか販売に結び付けたいと考えるのが、
ショップ側の考えです。
諸経費というのは、中古車でも新車でも
購入時に提示されることが多いですが、
実際は大半が名目で、税金以外は、
ほぼショップの利益(プラスオン)
である場合が多いです。
ですから、こちらが思っているよりも
実際に値引きしようと思えばできる金額
の幅(範囲)は割とある場合があります。
だからといって、あまりに市場価格
とかけ離れた金額を提示しても、
人気のある車種ならば値引きしなくても
売れるので、難しいでしょう。
“30万円のものを5万円にしてくれ”
などと言っても、あまりにも現実と
かけ離れる要求だとショップ側も真剣に
とりあってくれないでしょうし、
5万円の予算ならば、それにもう少し
近い金額の可能性のある車種を選んで
交渉すべきです。
ただ、注意するのは、上記の方法の場合、
いくらなら本当に買える(購入意思)
のかを、自分の中で決めておくことが
大切です。
また、金額も大事ですが、それよりも
その気に入ったバイクにならいくらなら
出すつもりがあるのかが先決だと
思います。
そして、
値段交渉する前にそのバイクの隅々まで
チェックして(試乗は必要)不具合を
徹底的に調べておくことも重要です。
場合によっては、指摘した不具合を全て
購入後に自前で直したら結構な金額に
なる場合もあるので、それも含めて
オール込みで30万円という金額だと、
お買い得な場合もあります。
ただしその場合、不具合の箇所を
見極めることができることが必要最低限
となりますので自分だけで無理な場合は
詳しい人といっしょのほうがいいかも
しれません。
2.ショップの店員さんと仲良くなる
購入時の交渉について話ましたが、
ショップの店員さんも人間です。
また、いろんなお客様との交渉で、
お客様を見る目もあるはずです。
本当に欲しいと思っている人と
ひやかし半分の人はすぐわかります。
できれば、そのショップの店員
(なるべく店長クラス)さんと
仲良くなるのに越した事はありません。
※とはいうものの、これは交渉なので
おべんちゃらを言ったりするのとは
違います。
そして
バイクショップの店員さんは、大体が
バイクが好きでその仕事をしている
場合が多いようです。
ですから、こちらのバイクに対する
熱意は通じるので、真剣にいろんな質問
などをしてくれるお客様には、親切丁寧
に対応してくれる場合が多いです。
※(例外のショップや店員さんがいる
ことも、悲しいですがあります。)
バイクにもよりますが、車両価格は
数十万~100万超えなどけっこうな
高額の買い物です。
私自身、
バイクショップに並んでいるバイクを
買ったことがありますが、金額的に、
ポンッ!と出せる金額ではないので、
何回もショップへ通いました。
何回も行くと、
ある程度顔見知りになって常連さん的
な扱いをしてくれます。
いろんな質問をしたり、時には冗談半分
の話をしたりする場合もあったりで、
そんな中から、いろんな情報も自然と
入ってきます。
気が合えば
(合わない人もいるので、無理に
合わせる必要はないと思います。)
バイクの話を通じて楽しいひと時に
なることもあります。
私は、
本当に欲しいものを前にしたときは、
自分のものになった時を想像していつも
思わずニヤけてしまいますが
(知らない人が見たら気味悪い)
そんなことはありませんか?
今から思えば、
自分のものになるまでのプロセスが、
いちばんわくわくして楽しい時間でした。
3.実在バイクショップ以外での入手
実在バイクショップ以外といえば、
フリーマーケット、ガレージセール、
冊子の売ります買いますコーナーや、
インターネットショップ、
インターネットオークションサイト
などがあります。
私は、数年前750CCのバイクを
ネットオークションで落札して購入
した経験があります。
詳細はこちらのページでお話してます。
オークションの場合は、
入札時はパソコンの画面上の写真と
説明で判断するしかないのですが、
出品者の住所が近い時や実物を見ないと
心配だという場合や落札日時まで余裕が
ある場合は実車を見る(実写確認)を
するほうがいいでしょう。
私の場合は、出品者が北海道で、
実車を見ないで入札しました。
私が落札したのは、20年以上前の
ホンダCB750でした。
もともと出せる金額が決まっていたので、
その範囲内での選択でした。
車種もだいたい決めていたのと、程度も
実働車ならば少々サビなどはOKと
決めていたので、わりとすんなり
決まりました。
ただ、入札というのは、最後の5分
くらいでどんどん金額が上昇するので
当初のもくろみ金額を上回りました。
私はそのホンダCB750を最初から
レストア・カスタマイズして乗ろうと
決めていたので、オークションで
少しでも安く手に入れて、レストアや
カスタマイズに費用を捻出しようと
いう計画がありました。
ショップなどで探すとどうしても
利益が上乗せされて、オークションでの
落札金額と比べると倍以上してました。
私の場合はそういう経緯があるので、
“ 少々写真より悪くてもいいや ”
というスタンスだったので、実車も
確認せずに購入しましたが、最初から
そのまま乗れるくらいの状態のバイク
を探していたならば、たぶん実車を
見ないと恐くて買えないと思います。
売りたいほうは、ショップへ行って
査定してもらうと、自分の希望には
程遠いか、二束三文にしかならない。
方や買いたいほうは、買いたい金額
(出せる金額)からすると大幅に高い。
そういう両者のニーズがマッチすること
を考えると、ガレージセールや
インターネットオークションなどは、
画期的なシステムでしょう。
私もそれは認めますが、問題は、
現状での購入(保証はないものが大半)
で、すべては自己責任となることです。
問題というよりあたりまえのこと
なのでしょうが、安いかわりに自己責任
をとるか、高くてもある程度の保証を
求めるかの違いだけではないでしょうか?
安くて保証があれば一番いいのでしょう
けど、それはあり得ません。
実はネットオークションで
痛い経験があります。
詳しくは以下のページをご覧ください。
⇒ネットオークションで買ったバイクで詐欺に
※現在作成中すいませんm(_ _)m
ここまでお付き合いいただいて
ありがとうございます。