私が知っているバイクの蘊蓄(ウンチク)
バイクには16歳からずっと乗って
いるので自分では「あたりまえ」と
思っているバイクについての蘊蓄
(ウンチク)になります。
バイクの蘊蓄(ウンチク)などと
かしこまってしまいましたが、
専門的な辞書のようなことを言う
つもりはありません。
いたってシンプルにビギナーの方や
興味を持ち始めた方、これから乗って
みたいと思った方などの為の簡単な
バイクの知識です。
ベテランの方々は、よくご存知の
ことばかりなので、逆に間違いなど
あれば私に教えていただきたい
と思います。
宜しくお願いいたします。
まあかしこまるのはこのくらいにして
巷で一般的によく耳にするような
バイクに関することばを、私の理解する
範囲で簡単に説明させていただきます。
深く詳しく知りたい方は、
インターネットで検索されれば
いろんなサイトがありますので、
そちらをご覧になってください。
◆単車(たんしゃ)
なぜか昔からバイクのことを単車
といいますよね。
いろいろ調べてみたのですが、
いろんな説があるようで正確か
どうかはわかりません。
車を四輪と言うのにたいして二輪
というのはわかるのですが、
なぜ単車というのでしょうか?
一説によると、第二次世界大戦前後
バイクの側方に「サイドカー」、
つまり「側車」を取り付けて走ること
が多かったらしい。
バイク本体側を「単車・本車」、
サイドカー側を「側車」と呼んで、
これらを両方合わせて「オートバイ」
と呼んでいたらしい。
その後、時代の変化とともに側車付の
サイドカーの必要性がなくなって
「側車」を外したオートバイ単体を
「単車」と呼ぶようになったらしい。
ただ、単車といえばバイクを指す
というのは一般的に理解されている
事実です。
特に西日本ではオートバイの代わりに
単車と呼ばれることが多いようです。
因みに単コロという言葉がありますが
単コロは、単気筒エンジンを積んだ
バイクの意味です。
◆ナナハン
昔は大型バイクの代名詞として
使われました。
私もナナハンにのるのが夢でした。
排気量が750ccのバイクを指す
のですが、昔はメーカーが国内向けの
バイクを750cc以下に自主規制
していた時代で、
(させられていたといったほうがいいかも・・・)
1番排気量の大きいバイクがナナハン
だったんです。
バイクのことに興味が無い人や、
昔の人はナナハンといえば、
“ 大きいバイク ”
を意味することも多いようです。
私が中学生くらいのときに、
という漫画が流行っていたのを
覚えています。
ナナハンが最高のバイクだったので、
そのまんがの主人公
(早川ひかるという名でした)
になったようなつもりで、いつも夢を
みていたのを懐かしく思います。
思い出にふけってちょっと長く
なりました。
すいません。先へ進みます。
◆リッターバイク
文字通り1リッター(1000cc)を
越えるバイクを呼ぶ言い方です。
上記ナナハンの時代には、今のような
リッターバイクがこれほどたくさん
でてくるとは、考えられませんでした。
一般的な4輪の軽自動車が660ccです。
リッターバイクは軽自動車の2倍前後の
排気量を誇り、軽自動車よりはるかに
軽量なため加速、スピード、共に
物凄いパワーを秘めています。
車種によっては300キロ近くの速度
がでるものもあります。
ライダーにとって憧れのバイクであり
とても幸せな時代だと思います。
◆逆輸入車
KAWASAKI Z1 900cc
輸出用に日本国内や海外で生産された
バイクが、一度海外で販売や輸出された
あとに、再度輸入した車両を指します。
または、国内メーカーの海外生産工場
から輸入するものを指す場合もあります。
厳密には、日本で生産され一度海外に
輸出された車両を「逆輸入車」と呼ぶ
のが正しい認識です。
日本国内で販売されるバイクは、
どうしてもいろんな規制があります。
馬力や排気音の規制の厳しさがあって、
そのた性能面や機能面でも劣ることが
多いようです。
そこで逆輸入という方法で購入する
ことが、最近ではあまり珍しくない
ようになってきています。
私個人としては、日本国内でそれほど
性能を追求しても走れる道が無い様に
思います。
また、
最近は市販車でも300km/h
近くも出るような性能のバイクも
少なくないので、逆輸入は、
よっぽどのこだわりのあるマニアか、
もしくは一種のステイタス的な
意味合いになってきているように
思います。
輸入車は、文字通り外車を指します。
◆旧車バイク
HONDA CB400Four
旧車の定義というのはとても曖昧なもの
だとと思います。
バイクの旧車とは、簡単に言えば昔製造
されていたバイクのことです。
「昔販売されていた古いバイク」
とも言えます。
生産が中止になってある程度の年月が
経ち、部品の生産も止まっているもの
ということができるかと思います。
スピードが出るとか、性能がいいと
いうことではなく、ノスタルジックな
雰囲気を楽しむ方が多いようです。
旧車によっては、新車販売価格より
高くなっているものもあります。
車種や走行距離、残存台数や程度
によっては、新車価格の数倍という
こともあります。
特に今50代以上の年齢層には、
とても人気がありますが最近は
若い人や女性にも認知されています。
◆ビンテージバイク
(熟した良き時代のバイクという
意味らしいです)
レトロバイクともよばれています。」
一般的に戦前のものから1960年
以前のものをそう呼ぶそうです。
一般的にビンテージバイクは、
「絶版車」であるのがほとんどです。
絶版車(ぜっぱんしゃ)とは、
文字通り絶版になっているモデルで、
現行のラインナップに入っていない
モデルを指します。
メーカーでの販売が中止された時点で
絶版車となるため新旧さまざまな
モデルが存在しています。
絶版車で人気のあるものは、
新車時販売価格の数倍ということも
珍しくはありません。
◆族車(別名 暴走族仕様車)
暴走族が乗っているバイクを指す言い方。
または、暴走族が乗りそうな外見をした
バイクを指すことが多い。
ただ何の根拠や定義があってそう呼ぶ
のかといえば、全く個人の自由といえば
自由なわけで、大きなお世話なのかも
しれません。
違法改造などで検挙されるようなのは、
族車といえるのかもしれませんね。
暴走族仕様については、年齢やその年の
流行、または地域による流行、仲間内に
よる流行と様々なので一概に定義する
ことは難しいと思います。
特徴としては、外見が派手で、排気音も
大きい。(直管マフラーなど)
改造している場合も多く、中には綺麗な
ものもあるようだが、総じて普通の
ライダーから見るとダーティなイメージ
のものが多いようである。
バイク=暴走族という見方をされる方も
いるので、ライダーとしては頭の痛い
ことではありますが、純粋に好きで
乗っている人が多いということも
現実です。
人に迷惑をかけないで乗るというのが、
ライダー魂だと思っています。
ここまでお付き合いいただいて
ありがとうございます。
もう少し突っ込んだ詳しい
バイクの種類についての記事も
アップしましたのでよろしければ
ご覧ください。