バリバリ伝説ライダーズ・バイブルで学んだライディング
バリバリ伝説を知っていますか?
たぶん知っているというライダーは
私くらいの年齢か、それ以上でしょう。
バイクでワインディンロードを走って
いると颯爽に駆け抜けていくバイクを
見ませんか?
あまりにも鮮やかに抜き去られた時は
思わず見とれてしまうなんてことも
よくあります。
速いライダーは、何者?
と感じるくらいめっちゃ速い!
還暦を過ぎた自分には、悲しいかな
もうそういう走り方はできないですね。
さて
バイクで直線道路を走るのはよっぽどの
スピードでない限り、誰にでも出来ると
言ってもいいでしょう。
方やコーナリングは、そうはいきません。
個人的には、バイクはコーナリングが
面白いと思っています。
バイクに乗りたての10代の頃と言えば
コーナリングは、寝かせれば寝かせるほど
カッコイイと思い込んでました。
コーナリングで
「ステップを擦った」
というのは自慢でありマウントを取るに
値する出来事でした。
今から思えば、バカですねぇ…
まあ、今でもそういう輩はいますけど、
見た目の派手さのみを自慢しあうという
薄っぺらい青春時代でした。
公道レーサー気取りでしたね。
ライディングの基本も知らないで
見様見真似であり自己流の乗り方なので
完全に自己満足の世界でした。
だから、10代の時にだいぶ年上の
おっさんたちとツーリングに行った時に
痛い目にあったわけです。
それでも事故ったことは無かったので
運が良かったと思います。
当時10代なのでお金も持ってません。
だから、バイクのドレスアップは勿論
カスタマイズなんてとんでもない。
ド、ノーマルで乗ってました。
中にはお金持ちもいて、そういう子達は
マフラーを集合管にしてたくらいです。
学校に行かないで働いている子いわゆる
“有職少年”と言われるような子達は
いいバイク乗ってましたね。
ヨンフォア(HONDACB400F)
なんて乗ってて、羨ましかった。
当時はヨンフォア全盛時代ですから
まだ製造もしていました。
今でも人気があるバイクなので、
知ってる人多いかもです。
自分はお金が無いビンボー人だったので
欲しいバイクをせいぜい雑誌で眺めて
想像するくらいしかできなかった。
まあそれでも当時の自分が買える
範囲のバイクを手にして十分満足だった
ように思う。
せめてライディングの腕を上げようと
近くの山道を攻めに行ったものだ。
その時に読んでいたバイクの本が
「バリバリ伝説」
というマンガ
で有名な
“しげの秀一”氏が監修した
「ライダーズ・バイブル」
という半分マンガのようなハンドブック
でした。
なぜか、今でも持っている。
で、たまに見ている本です。
でも、この
「ライダーズ・バイブル
バリバリ伝説を追え!!」
の内容は、当時の自分には衝撃だった。
ライディングのラの字も知らないほど
無知だったから。
おかげで基本的なコーナリングの
ライディング方法を知ったのです。
例えば、
右コーナーは、
「アウトインアウト」
左コーナーは
「アウトインイン」
コーナワークは、
「スローインファーストアウト」
とか
「クリッピングポイント」
のとりかた等々…
というような基本的な事です。
ほとんどの方ご存知だと思いますので
詳細は、割愛させていただきます。
自分は、今言ったような用語も意味も
全く知らなかったので、食い入るように
読みましたね。
バイクが好きで、そのバイクに関する
知らないことだらけが書かれた本には
感動すら覚えました。
だから何度も何度も読み返して
ボロボロになりました。
そして覚えたことを峠道へ行って
実際に試してみるという毎日です。
毎日が楽しくて仕様がない
そんな幸せな日々でした。
ただ、
ある程度ライディングに自信がつくと
もっと上を目指したくなるもの。
レーサーでもないのに、
速く走れるようになりたいと
思ってました。
その後、もっと上達できるような何かを
探し続けましたが、それ以上を得るには
サーキット走行しかないと悟ります。
貧乏な小生は、それ以上の挑戦は諦め
平凡なライダーとなって現在に至る
というわけです。
最近知ったのですが、当時は無かった
「ライディングテクニック習得法」
なるものがあるのを見つけた。
当時、コレがあったならバイク人生も
だいぶ変わっていただろうと思う。
興味ある方はご覧ください。
「ツーリングで一目置かれる
ライディングテクニック習得法」
ここまでお付き合いいただいて
ありがとうございます。