憧れのハーレーダビッドソンに乗る
ハーレーダビッドソン
ライダーならば知らない人はいない
というくらい有名なバイクです。
ハーレーに乗ることになったのは…
さて、結婚もして子供も2人授かり、
良い夫であり良いパパ
(自分で言ってはなんですが…笑)
としての毎日を過ごしていましたが、
昔からいつかは乗りたいと思っていた
バイクがありまして、また病気のように
ふつふつとその気持ちが湧いてきた
のでした。
そのバイクとは…
そうです。
“ハーレーダビッドソン”
バイクに乗ったことの無い方でも、
名前くらいは聞いたことがあるか
と思いますが、
アメリカを代表すると言ってもいい、
あのハーレーダビッドソンです。
彼
(あえてハーレーダビッドソンを彼と
呼ばせてください。)
との出会いは、
ひょんなことからでした。
車検やメンテナンスをいつもお願い
しているショップへ行ったとき
のことです。
いつもどおりショールーム内をふらふら
と見学して、店員さんとバイクの話を
“あーでもないこーでもない”
と話をしている時です。
ふと、倉庫
(御客様の車検や修理などでお預かり
しているバイクが置いてある。)
を見ると黒いバイクが目につきました。
何十台と置いてあったのですが、
どうしてなのか真っ先にそのバイクに
目が行きました。
まるで何かに吸い寄せられるような、
そんな感じで他のバイクには目もくれず
そのバイクと目があったように、
お互いを凝視していました。
店員さんに聞いてみると、やっぱり
メンテナンスのためにドック入り
しているとのことでした。
私は、
他人のバイクということも忘れて、
“彼が欲しい”
と思いました。
思わずスタッフさんに、
“何とか譲ってもらえないでしょうか”
と言いました。
スタッフさんは、
“聞いてみないとわかりませんが、
そういう気があるかどうか聞いてみます”
と快く引き受けてくれたのでした。
それから数日後、連絡があって、
譲ってもいいという旨の返事を貰った
時には、それこそよく言う
“天にも昇る”
くらい有頂天になったのは
言うまでもありません。
それから数日してメンテナンスや登録を
終えた彼が、私の元へやってきました。
その日は、もちろん乗りましたが、
その夜遅くまで彼のそばで
“ニヤニヤ”(・∀・)ニヤニヤ
しながら話をしたり、磨いたりして
過ごしました。
遠い昔に、
親に自転車を買ってもらったときに似た
なんともいえない幸福感と満足感を
味わったひと時でした。
さて、彼の話を少し聞いてください。
ハレーダビッドソンには、
たくさんのタイプがあり、排気量も
750CCや1200CC~以上迄
いろいろあります。
彼は、スポーツスターというタイプで、
ハーレーダビッドソンの中では小柄な
ほうですが、スポーツと名がつくとおり、
走ることに重点が置かれたタイプです。
排気量は1200ccなのですが、
車重が軽いのでスポーティな走りが
売りといってもいいでしょう。
ハーレーダビッドソンといえば、
ものすごく大きくて重くて重厚なイメージ
があると思いますが彼は違っていました。
そのころ、
私の友人がスポーツスター883という
883CCののハーレーダビッドソンに
乗っていたのですが、車体はほぼ同じ
でした。
私自信がどちらかといえば小柄なほう
でしたので私の身体にちょうどぴったりで
取り回しも違和感なくできる、
そんなタイプでした。
ところで、
私がハーレーダビッドソンに乗りたい
と思った一番の理由は、あの排気音です。
Vツインエンジンから排気される独特の
不定期なタイミングの低い重厚な排気音。
また、アメリカン特有のゆったりとした
ライディングポジション。
いかにもハーレーというあの外観。
などなどあげればきりがないですが、
とにかくすべてが好きです。
長年国産車に乗ってきたので、比べると、
確かに安定性や信頼性においては、
国産車に軍配があがります。
でもその逆に、不安定で故障も多く
決して速くもないところが、
またいいんです。
わがままで、
ちょっと気に食わなければもう
言うことを聞かないような、
そんなところもまたかわいいのです。
寒い時期は、
特に言うことを聞いてくれません。
また、たまにしか走ってやらないと
不機嫌になります。
まるで、言うことを聞かない子供と
いっしょです。
ブレーキは効きにくいし、
エンジンも掛かりにくいのは当たり前
バンク角が浅くコーナリングも遅い…
と悪いことずくめに聞こえるかも
しれませんが、そういうすべてを
飲み込んでわかった上で乗ると、
とても楽しい関係が築けるバイクだと
思います。
今では、製造後
もう15年以上経ったバイクですが、
彼と私が走れるうちは、ずっと乗り
つづけるつもりです。
ここまでお付き合いいただいて
ありがとうございます。