バイクライフ

大型二輪免許(限定解除)に挑戦し合格した時

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ついに憧れの750(ナナハン)に乗る
ことができる大型二輪免許(限定解除)
に挑戦し合格した青春時代…

 

 

 

 

 

HONDA CB750 K0

 

 

さて、高校2年生の夏休み
だったと思います。

ふつふつと心に湧いていた大型2輪免許
(当時限定解除といいました。)
を取ることを決意します。

 

 

中型二輪免許
(現在は普通二輪免許と言うそうですが)
大体の実地試験用の走行方法は身体が
覚えていたので、忘れない内にと
中型二輪免許からあまり間を置かずに
挑戦することとしました。

 

 

 

実地試験用のライディング自体は、
中型バイクである程度自信がありました。

 

 

 

事前試験と言われる、3つ。
(今もあるのでしょうか?)

 

1)センタースタンド起こし。

2)倒れたバイクの引き起こし。

3)歩いての8の字取りまわし。

 

 

この3つの事前審査については、
事前の練習もしましたし、腕力も
普通程度にはありましたので、
心配はしていませんでした。

 

 

 

一番心配だったのは、
一本橋走行の時間制限です。

 

 

 

 

幅30センチくらいの長い板の上から
落ちないように、なおかつゆっくりと
10秒以上?かけて走行する
というものでした。

 

 

 

中型免許のときは、時間制限が
なかったので難なく通過できたのですが
今度はそう簡単にいきそうもありません。

 

 

 

というのも、
何回も何回も練習してみたのですが、
これだけが成功率が50%くらい
だったんです。

 

 

 

ましてや、試験で乗るバイクは、
乗りなれたものではなく、試験の時しか
乗らないので、バイクのクセも違えば、
平衡感覚も違います。

 

 

 

とはいっても、この難関を
越えなければ免許がとれません。

 

 

 

もう慣れるしかないと思って、
必死に練習をしました。

 

 

 

60~70%の成功率まできましたが
それ以上はなかなかいきません。

 

 

 

あとは本番で発揮するしかないと、
いざ実地試験に臨むこととしました。

 

 

 

大型二輪免許(限定解除)実地試験

 

さあ!

 

一世一代の限定解除実地試験です。

 

この

 

“ 限定解除 ”

 

という言葉の響きにどれだけ
憧れたことか…

 

 

二輪免許の最高峰、二輪なら何にでも、
どんな排気量でも乗れる。

 

 

いわば自由を約束された切符のような
ものです。(ちょっと違うか?・・笑)

 

 

でも私にとっては本当にそれくらい
欲しくて欲しくてたまらない

 

“大切なモノ”

 

だったんです。

 

 

 

★イザ実地試験へ

 

 

試験当日、ドキドキしながら試験場へ
向かいました。

 

 

試験場には既に4~5人が来ていて、
さっそくコースを歩いたり、コース図を
見て覚えたりと、それぞれが緊張の
面持ちで待っていました。

 

 

 

試験場に来るまでは、顔も知らない人
ばかりなのですが、いざ一緒に試験を
受けるとなると何となく親近感というか
仲間意識を持つような感じで、いろいろ
話をしたりしました。

 

 

 

コースのうんちくを語る人がいたり、
試験管のタイプの説明をする人など
(今日の試験官は、○○にうるさいなど)
変なベテランが数人いるようでした。

 

 

 

話を聞いていると、どうもそんな人達は
だいたい10回前後試験場へ来ている
(要は落ちている)らしく、
いかに難しいかを私たち(新入?)に
とうとうと話すのでした。

 

 

そんな先輩?
たちの話を聞いたりしているうちに、
自分の順番がきました。

 

 

 

中型免許時とは比較にならないくらい
緊張していました。

 

 

 

試験用のバイクは、今でもファンが多い、
カワサキZ2(RS750)でした。

 

 

KAWASAKI RS750(Z2)

 

 

○ 番(私の受験NO.)スタートしてください。
とアナウンスがはいりました。

 

 

さっそく確認をして、バイクにまたがり、
スタートです。

 

 

 

よし!いくぞ!と気合を入れてスタートし、
自分では調子よく走っていたつもりが、
またまた中型免許時に経験?した運転途中の、

 

“ スタートへ戻ってください ”

 

の非情なアナウンスです。

 

 

中型免許の悪夢が頭をよぎります。

 

 

 

やっぱり甘くないなぁ~と痛感し、
撃沈された初日でした。

 

 

 

とにかく、完走しなければ話にならない。
それが、最低限の合格への一歩。

 

 

 

完走することを目標に次回の試験に
臨みました。

 

 

 

そして3回目にして、
初めて完走できたんです。

 

 

 

ひとりひとり試験が終わる毎に、
試験官のいる塔の部屋

(試験場全体が見えるように、飛行場の
管制塔のようなつくりの高いところにある)

へ呼ばれるんです。

 

 

 

2回目の実地試験の時は

 

“○○こういうところが悪いので注意すること”

 

などとアドバイスをしてくれました。

 

 

 

3回目は、完走できたけど、

 

“あと、いったいどこが悪いんだろう?”

 

と思って試験官の例の管制塔らしき
部屋へ向かいました。

 

 

部屋へ入ると、試験官の

 

“ やっと完走できたな、3回目か? ”

 

という一言でした。

 

 

 

さて、何を言われるのやら…

と身構えて待っていました。

 

 

 

このあと
試験官が言った言葉を理解するのには、
少し時間がかかりました。

 

 

試験官は、

 

“ まだまだ完全ではないので、気をつけるように…”

 

といいました。

 

 

 

正直、意味がわからず、私は

 

“ どこを気をつければいいでしょうか? ”

 

と聞き返しました。

 

 

 

すると試験官は、言いました。

 

“ 今日はとりあえず合格ということだ ”

 

 

と言ったんです。

 

 

自分の耳を疑いました。

 

合格?・・・

 

 

初めて完走したのが今日なのに?

 

 

思わず試験官に確認しました。

 

 

“ 本当に合格ですか? ”

 

というと 試験官は

 

“ そうです。おめでとう ”

 

といってくれました。

 

 

 

そりゃもううれしいのなんのって、
天と地がひっくりかえるような、
まさか今日合格するなんて思っても
いなかったので、とにかく仰天でした。

 

 

 

10回以上大型二輪免許を受けていた
常連のような先輩方?を尻目に私は
一人ほくそえんでいました。

 

 

 

大型二輪免許(限定解除)3回合格は
当時でも自慢の1つでしたが、

今でも自慢できるとても懐かしい
そして嬉しい思い出です。

 

 

 

こうして
17歳の夏休みは、限定解除3回目合格
といういい思い出を残して終えることが
できました。

 

 

この後、私のバイク人生が本格的に
始まったのです。

 

 

 

ここまでお付き合いいただいて
ありがとうございます。

 

 

 

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